築浅のマンションをリノベーションするメリットや築古との違いは?

公開日:2023/09/15   最終更新日:2023/11/22


これから築浅のマンションをリノベーションしたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。築古物件との違いも紹介します。それぞれメリットとデメリットがあるので、総合的に判断しましょう。デメリットを補える方法もあるので、最終的には自分の好みに従うほうがよいでしょう。今後の参考にしてください。

築浅物件をリノベーションするメリットは?

3つのメリットを紹介します。工事期間が短いので、すぐに生活を始めたい人におすすめです。修繕費用が発生しないケースがほとんどなので、そのぶんこだわりを取り入れられるようになっています。

室内も室外も綺麗な状態

築年数が古いマンションでは、室内をリノベーションで綺麗にしても、室外は古い状態のままということになります。しかし、築年数が浅い物件では、室内も室外も綺麗な状態なので、綺麗な状態にこだわりたい人におすすめです。築年数が5年以内の場合は、ほとんど劣化が進行していないので、安心して快適な生活を送れるようになります。

工事期間が短い

建物の修繕に時間がかからないので、工事期間が短縮できます。できる限り工事期間を短くしたいと考えている人におすすめです。早く入居できるので、新しい環境で暮らせる時間が長くなります。

こだわりたい部分に予算を投入できる

建物の修繕費用がそこまで発生しないので、そのぶんリノベーションでこだわりたい部分に予算を投入できます。ワンランク上の設備を取り入れたいと考えている人におすすめです。ただし、予算オーバーにならないように管理しましょう。

400~500万円でリノベーションができる?

中古物件のなかでも築年数が浅い場合は、費用が高額になるイメージがあります。しかし実際は、400~500万円で工事ができるようになっています。

築3年で工事費が400万円の事例

趣味の時間を楽しむための空間と、ペットも安心して暮らせる床を採用しました。築年数は3年、延床面積は45m²、所在地は武蔵村山市になります。

築6年で工事費が450万円の事例

床を自然素材のものに変更して、壁やリビングのサッシも無垢材のものを採用しました。窓を大きくすることで、絶景のパノラマを演出できています。築年数は6年、延床面積は78m²です。

築9年で工事費が450万円の事例

玄関や寝室などの部屋の壁紙の色をすべて変更しました。また、クラシカルフレンチな要素を室内にちりばめることで、部屋の雰囲気が一新しています。築年数は9年、延床面積は75m²、所在地は東京都国分寺市です。

築8年で工事費が500万円の事例

キッチンをカウンター式にして、大容量のウォークインクローゼットを採用しました。リビングがすっきりした空間に生まれ変わっています。築年数は8年、所在地は東京都三鷹市です。

築古物件のリノベーションとの違いとは

それぞれの違いを見ていきましょう。どちらもメリットとデメリットがあるので、冷静に比較して検討しましょう。

物件を安く購入できる築古物件

リノベーションの初期費用を抑えられるのは築古物件でしょう。一般的に建物の購入価格は築年数により決定します。築年数が古いほど建物の購入価格は低下するので、築浅物件を購入するよりも安く済みます。

しかし、耐震性能などで問題を抱えている場合は修繕費用が発生するので、購入する場合は性能に問題ない物件を選択することをおすすめします。築浅物件は性能に問題がない場合がほとんどなので、修繕費用が発生することはほとんどありませんが、建物の資産価値が高い状態なので、建物の購入価格は高くなります。

物件の選択肢が豊富な築古物件

日本では、人口減少問題に歯止めがかからない状態が今後も継続していくでしょう。そのため、空き家問題などがニュースでも取り上げられています。築古物件をリノベーションしたい人にとって、物件の選択肢が豊富なので、自分の理想の暮らしを実現しやすいといえるでしょう。手頃な価格で購入できるのも魅力的です。

需要に比べて供給量が多いので、ほかの購入希望者と物件を奪い合うことがあまり発生しません。築浅物件のリノベーションでは、中古物件のなかでも人気があるので、ほかの購入希望者と物件を奪い合うことになるでしょう。

隠れたリスクの可能性がある築古物件

築年数が古いと、表面上は問題として上がっていなくても、実際は隠れたリスクを抱えている場合があります。とくに、空き家として長年誰も生活を送っていなかった物件では、シロアリによる被害や外壁のひび割れなどの問題を抱えている場合があります。

生活を送り始めてから不具合に気付くケースもあるので、事前にホームインスペクションを行うなどして、不安要素を解消しましょう。築浅物件ではそのようなリスクが低いので、安心して快適に暮らせるのがメリットです。

築浅・築古物件幅広く対応している業者はこちら

まとめ

築浅物件は400~500万円でリノベーションできるようになっているので、自分の予算の範囲内で工事を依頼しましょう。ただし、費用は築年数や延床面積だけではなく所在地による影響も大きいので、一概に400~500万円でリノベーションできるとは限りません。また、業者により料金が異なるので、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。後悔しないリノベーションを行ってください。

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