リノベーションでよくある失敗とは?回避する方法をご紹介!

公開日:2022/11/15  最終更新日:2023/04/21

失敗は成功のもと、とよく言われますが、高額な費用のかかるリノベーションに関しては、できれば失敗は避けたいものです。では、リノベーションを成功させるためには、どうすればよいのか?大事なのは、失敗しがちなケースをあらかじめ踏まえておくことです。今回の記事では、いくつかの失敗例をヒントに、回避する方法までご紹介します。

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リノベーションでよくある失敗事例

いちばん代表的な失敗は、想定した予算を超えてしまうことです。外観ではわからなくても、家の内部で問題が発生していることが意外にあります。

たとえば、柱や給水管が老朽化でダメになっていたり、白アリ被害であちこち腐っていたり、見えない場所だけに、実際に工事を始めないとわからないことが多いもの。思わぬトラブルに追加費用がかさみ、当初考えていた予算を大幅にオーバー、ということも少なくありません。今後の家計を圧迫する負担にもなりますし、注意が必要です。

次によくあるのは、現場とのイメージの食い違いによる失敗です。いくら担当者と綿密に打ち合わせを重ねても、現場の工事関係者と理想を共有できなければ、狙い通りの仕上がりは実現しません。いったん工事が開始されるとやり直しが難しいので、あとで後悔しないためにも、この点には十分に気をつけたいものです。

最後に取り上げたいのは、リノベーション完了後、住んでみてはじめて気づく違和感です。ふだんよく通る場所、つまり、生活動線に余計なものがあったり、逆に収納スペースが足りなかったり、設計図上では気づかなかった問題が起こりがち。

より暮らしやすくするのがリノベーションの基本です。こだわりの詰まった理想の家を追求したはずなのに、正反対の結果になってしまっては、何のためのリノベーションなのかわかりません。

リノベーションの失敗を回避する方法

リノベーションで失敗しないために、どんな方法があるのでしょうか。このトピックでは、前項で述べた問題に答えるかたちで解説していきます。

はじめの予算オーバー問題には、建物診断をきちんとしてくれる上に、完全定価制の業者を選ぶことが重要になってきます。いくつかの業者を比較検討して、だいたいの相場を事前に把握しておくのもいいでしょう。また、正式な見積もりよりも何割か加算した金額を設定しておくと、心にも余裕が生まれてきます。

二番目の失敗には、現場を訪れて、イメージ通りに工事が進んでいるのか、確認することが効果的です。工事関係者とのやりとりを通じて完成後の姿を共有することもポイント。積極的に関わることでチームとしての一体感も湧いてきます。もちろん、顧客、担当者、現場、三位一体のネットワークがしっかりしている業者に任せることも有効な手段です。

最後の失敗に対しては、設計の段階で、住み始めてからの生活像を具体的にイメージすることで回避できます。たとえば、家具や家電などの大きなモノを買ったときにどこに置くのか、家族が増えたときにどうするのか。さらに、図面上では表れにくい換気性についても、あわせて考えておくことが肝心です。

リノベーションの失敗を防ぐためのポイント

リノベーションの失敗を未然に防ぐ上で大事なことは何か、探っていきましょう。結論から言えば、自分にとって理想のかたち、つまり、ゴール像を明確に設定しておくことが何よりも先決です。

リノベーションとは、これから毎日暮らしていく家をどんなものにするか、という問題と向き合うことでもあります。最終形が曖昧だと、工事終了後、こんなはずじゃなかった、ということにもなりかねません。部屋の間取り、壁紙、インテリアの種類や配置にいたるまで、何がベストなのか、自分なりに導き出すことが必要になってきます。

いわば、ライフスタイルの在り方を追求していくプロセスとも言えるでしょう。リノベーションは一生に何度もない大がかりな事業。なるべく手痛い失敗とは無縁でいたいものです。

手間をかけずに済ませたければ、リノベ済みの物件でも十分。反対に、自身の強いこだわりを実現させたければ、ワンストップリノベーションを選ぶ方法もあります。これは、中古物件の購入、設計をはじめ、保険、ローン審査などを一貫して任せるシステムのことを言います。予算の管理をしてくれることと、こだわりを反映させやすいのがメリットです。

繰り返すようですが、どんなふうに暮らしたいのか、そして、その家を将来どうするのか、という目的をはっきりさせることが、リノベーションに取り組む際に、最も大切になってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。リノベーションでありがちな失敗例をいくつか参考にしながら、今後、失敗しないための方法についてもご紹介しました。失敗は成功のもと、ということわざはありますが、ことリノベーションに限っては使いたくない言葉です。

できれば問題なく理想のかたちを実現させたい、と思うのがみなさんの望みでしょう。リノベーションを今まさに検討中の方、初めて知ってほんの少し興味を持った方にとって、今回の記事が今後のお役に立てたら幸いです。

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