マンションのリノベーションにおける資金計画の立て方

公開日:2023/11/15  最終更新日:2023/10/13

マンションのリノベーションは、新しい生活スタイルを実現するための大きなステップです。しかし、リノベーションを成功させるためには、しっかりとした資金計画が欠かせません。確実な資金計画を立てることで、リノベーション作業がスムーズに進むようになります。この記事では、資金計画の重要性とその立て方、注意点を詳しく解説します。

なぜ資金計画が重要なのか?

リノベーションに対する多くの人のイメージは、理想の間取りやデザインを思い浮かべることが多いです。しかし、リノベーションを進める前に最も重要なのは「予算」の設定です。

資金計画が不十分な場合、リノベーション中に追加の費用が発生するリスクも高まります。これは、計画段階での見落としや、工事中のトラブル、材料の変更など、さまざまな要因によって生じる可能性があります。

このような予期せぬ出費は、家計に大きな負担をもたらすだけでなく、リノベーションの進行を遅らせる原因ともなり得ます

また、リノベーションは多くの選択を伴うため、予算が明確でないと不安やストレスが増大することもあります。そのため、資金計画をしっかりと立てることで、リノベーションの全体像が明確になります

例えば、どのようなデザインや機能を取り入れるか、どのような材料を使用するかなど、具体的な内容を決定する際の基準となります。また、資金計画をもとにリノベーション業者との交渉もスムーズに進めることができます。

加えて、リノベーション後の生活設計も考慮することができます。リノベーションは一時的なものではなく、長期的な視点での投資と考えるべきです。そのため、リノベーション後の生活費や、将来的なメンテナンス費用なども考慮に入れることが重要です。

資金計画の立て方

資金計画を立てる際のポイントを以下に示します。

STEP1:借入可能額を知る

最初に知るべきは「借入可能額」です。金融機関のWebサイトのシミュレーションを活用することで、大まかな借入可能額を知ることができます。

また、直近の源泉徴収票や所得証明書を用意することで、より正確な借入額を知ることができます。夫婦や親子で連帯して住宅ローンを組むことで、借入可能額を増やすことも考えられます。

STEP2:返済可能額を知る

次に、「返済可能額」を把握します。現在の家賃や光熱費と比較し、返済が可能な額を設定します。毎月の生活費や将来のライフプランを考慮して、無理のない返済計画を立てることが大切です

STEP3:リノベーションにかかる総額を知る

リノベーションの総額を知ることで、具体的な資金計画を立てることができます。物件代、リノベーション代、諸費用など、かかる費用をしっかりと洗い出しましょう。

リノベーションの際には、意外と見落としがちな費用も発生するため、専門家と一緒に計画を立てることをおすすめします

STEP4:リノベーションの価格帯を知る

リノベーションの価格帯を知ることで、理想のリノベーションを実現するための予算を設定することができます。

リノベーション会社によっては、同じ内容でも価格が異なることがあるため、複数の会社から見積もりを取ることで、適切な価格帯を知ることができます

STEP5:中古物件の相場感を知る

中古物件の相場を知ることで、リノベーションの全体予算を把握することができます。エリアや物件の広さ、築年数などによっても価格は大きく変わるため、希望する条件に合った物件の相場をしっかりと調査することが重要です。

資金計画を立てるときの注意点

資金計画を立てる際の注意点を以下に示します。

積み上げ方式を避ける

リノベーションにかかる費用は、一つひとつが大きな金額となるため、後から積み上がっていくと当初の予算を大幅にオーバーすることもあります。

具体的には、中古物件の購入やリノベーションにかかる費用を一つひとつ加算していくと、最終的な総額が予想以上になることがあります

初めから全体の予算を設定し、その中でどの部分にどれだけの費用を割り当てるかを決める「削減方式」を採用することをおすすめします。

予備予算を用意する

リノベーションの場合、既存住宅の中を見てみないとわからないことが多いため、急な出費があっても安心するための「予備予算」を用意することが重要です。

例えば、壁を壊した際に予想外の損傷が見つかった場合や、設備の交換が必要になった場合など、リノベーション中に予期せぬ出費が発生することは少なくありません

既存のローンや債務を確認する

リノベーションの資金計画を立てる前に、既存のローンや債務を確認しておくことも大切です。自動車ローンやショッピングローンなど、既に返済中の債務がある場合、新たにリノベーションのためのローンを組む際に、その債務が影響を及ぼすことがあります。

特に、金融機関からの借入れが考えられる場合、信用情報に影響が出る可能性があるため、注意が必要です

リノベーション会社との相談を積極的に行う

リノベーションの専門家であるリノベーション会社とのコミュニケーションは、資金計画を正確に立てる上で欠かせません。リノベーション会社は過去の経験やノウハウを持っているため、リアルな費用や必要な手続きについてのアドバイスを受けることができます。

資金計画の段階からリノベーション会社との相談を積極的に行うことで、スムーズなリノベーションを進めることができるでしょう。

まとめ

マンションのリノベーションは、新しい生活を実現するための大きなステップであり、その成功の鍵は資金計画にあります。資金計画が不十分だと、リノベーション中に予期せぬ出費が発生するリスクが高まり、家計やリノベーションの進行に影響を及ぼす可能性があります。資金計画を立てる際には、借入可能額や返済可能額、リノベーションにかかる総額などを明確にし、既存の債務やリノベーション会社との相談も欠かせません。しっかりとした資金計画をもとに、理想のリノベーションを実現しましょう

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