リノベーション向きの物件がある?向き・不向きを解説!

公開日:2024/08/15  

向き不向き

住まいを新しくするためのリノベーションは、魅力的な選択肢ですが、注意が必要です。リノベーションを検討している物件が向かない場合もあります。本記事では、リノベーション向きの物件の特徴や選び方、注意すべきポイントについて掘り下げます。物件選びの際に考慮すべきポイントをしっかりと理解しましょう!

リノベーション向きのマンションとは

リノベーションを検討する際、適切なマンションの選定は成功の鍵となります。理想的なリノベーション向きのマンションを見極めるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

管理・点検が行き届いている

まず、物件の管理や点検がしっかり行われているのは必須条件です。管理状態がよい物件は、リノベーション後も安心して長く住み続けられます。マンション内で定期的な点検や管理体制が整っているかを確認しましょう。

築15〜25年程度の物件

リノベーションには築15〜25年程度の物件が適しているといえます。この期間の物件は価格が比較的安定しており、リノベーション前後の価格差が少なく、予算内でプランを進めやすい特徴があります。

新耐震基準が採用されている物件

新耐震基準が採用されている物件も重要なポイントです。地震のリスクを軽減するために、新耐震基準に適合しているかどうかを確認しましょう。基準をクリアしていれば、安心して生活できる環境が整います。

ラーメン構造のマンション

ラーメン構造とは、柱と梁で建物全体を支える構造のことです。柱と梁の接合部分が溶接され、しっかりと完全に固定されています。水平方向に力がかかっても変形しにくく、非常に丈夫です。

ラーメン構造のマンションはリノベーションの自由度が高く、構造設計や施工が比較的かんたんです。つまり、間取り変更などが比較的容易で、自分の理想の住まいに仕上げられるのです。

リノベーションに向いていない物件とは

理想の住環境を手に入れるためには、とにかく物件選びが重要です。一見魅力的な物件でも、リノベーションに向いていない場合があります。とくに、以下のような物件はリノベーションに不向きとされているので注意しましょう。

湿気の多い水漏れの心配がある物件

湿気や水漏れがある物件は、リノベーションにとって大きな課題となります。配管や防水施工などの修繕が必要で、工事には手間と費用がかかります。水漏れによる修繕費用は一般的に高額になるうえに、二次被害のリスクも考慮しなければなりません。

管理規約が厳しい物件

とくにマンションなどの集合住宅では、管理規約によりリノベーションが制限されています。フローリング材の変更禁止や間取り変更の制約がある場合、希望する改修が難しくなります。物件購入前に管理規約を確認し、自身のアイデアと調和するか確認しましょう。

築年数が古すぎる物件

築年数が非常に古い物件は、建築基準法の変更や旧耐震基準の可能性があります。土台や柱の腐食、構造の問題が浮き彫りになり、リノベーション費用が予想以上に膨らむ場合があります。しっかりと耐震診断を行い、必要に応じて補強工事を検討する必要があります。

修繕履歴がわからない物件

修繕履歴が不透明な物件は、将来のリノベーションにおいて大きな不安材料となります。基礎部分や外観の劣化が進んでいる可能性があり、修繕費用が膨大になるリスクがともないます。物件の歴史を調査し、これまで修繕が適切に行われていたか確認しましょう。

リノベーション向きのマンションを探す方法

近年、リノベーションが注目を集め、新しい住まいを求める人々にとって魅力的な選択肢となっています。リノベーションプロジェクトを成功させるためには、適切な物件の選定が不可欠です。リノベーション向きのマンションを見つけるための方法について解説します。

リノベーション向きのマンションを探すには?

まずはじめに、不動産会社のウェブサイトを活用する方法が挙げられます。不動産会社のウェブサイトは貴重な情報源です。多くの不動産ポータルサイトでは、リノベーション物件に特化した検索機能が提供されています。

検索条件にリノベーション可改装済みなどを設定して、希望に合った物件を見つけましょう。また、リノベーションを一括で依頼できるワンストップサービスを提供する会社も増えています

これらのサービスを利用すると、物件の探しからリノベーションまでを一手に任せられ、時間や手間を大幅に節約できます。

物件選定時のチェックポイント

・予算内かどうかの確認

リノベーションには予算が重要です。事前に物件価格とリノベーション費用を考慮し、総額が予算内に収まるか確認しましょう。

・物件の劣化状態の確認

マンションの劣化状態はリノベーションの際の重要な要素です。必要な修繕がある場合、劣化箇所を事前に把握し計画に組み込まなければなりません。

・隣人トラブルの有無の確認

物件の周辺環境や管理組合の様子を確認し、隣人トラブルの有無を調査します。住環境の安定性がリノベーション後の生活に影響します。

・境界線の確定と法的な事項の確認

物件の境界線や法的な制約事項を確認しておくと、将来的なトラブルを未然に防げます。

・設計図面や完了検査済証の有無の確認

マンションの設計図面や完了検査済証があるか確認しましょう。必要な文書が揃っていると、リノベーションの計画や進捗がスムーズに進行します

まとめ

リノベーション向きの物件を見極めるには、予算内かどうか、劣化状態が適切であるか、隣人トラブルの有無、境界線の確定、設計図面や完了検査済証の有無などを確認する必要があります。湿気や水漏れの問題がある物件、管理規約が厳しい集合住宅、築年数が古すぎる物件などは、予想以上のコストがかかる可能性があるため、リノベーションが難しいです。紹介したポイントを押さえて物件を選べば、リノベーション後のトラブルを未然に防げます。これからリノベーションをして住みたい方、将来リノベーションをするかも…という方はぜひ参考になさってください。

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