【オーナー必見】マンションは水害に強い?対策も知っておこう
もし、あなたの町に水害が発生したらどうしますか?水害がめったにない地域の人からではあまり意識していないのではないでしょうか?水害が発生すると、一軒家の場合は家が崩壊することもあるため大変危険です。そこで今回は「水害に強いマンションにするためには?」について紹介します。マンションを借りる・買う人はぜひ参考にしてください。
浸水被害を受けやすい場所は
「水害に強いマンションにするためには?」について紹介する前にまずは水害について知っておく必要があります。水害と聞いて一体どんなものがあるのか分からない方もいるでしょう。浸水被害を受けやすい場所を知っておくことで、今後の避難に役立ちますのでぜひご覧ください。
■水害とは
水害には「洪水」と「浸水」の2種類あります。「洪水」とは大雨が降ったときに河川水位が高くなり、河川が地面にあふれることにより起こります。「浸水」とは近くに河川がなくても、大雨で降水量が多くなったときに建物の1階部分がプール状態になることです。
その他、大雨や強風の影響で土砂災害によっても水害が発生することもあります。「土砂災害」は大雨や強風によって瓦礫(がれき)が崩れ落ち、崩れた場所に雨が流れ込んでしまうことです。内閣府の資料によりますと、日本では平成21年から平成30年(過去10年)に97%以上の地域に水害被害が起きているとの結果になっています。
■浸水被害を受けやすい場所とはどこなのか?
それは地形によって異なりますが、ほとんどは「道路や隣接地より低い土地」「河川に近い土地」などに起こります。では、マンションで浸水被害を受けやすい場所はどこなのでしょうか。主に3か所が挙げられています。
・地下駐車場
・エントランス(地面が土地よりも低い場合)
・一階以下の住戸
道路や隣接地、河川からの距離で大きく変わることもあります。
マンションが浸水したらどんな被害が起きる?
マンションで起こる浸水にはどういう被害があるのか気になる人も多いはずです。浸水被害を受けやすい場所で一体どんな被害が起きるのかを紹介します。
■地下駐車場の被害について
マンションで浸水被害が最も多い場所が地階部分です。とくに地下駐車場では新しく買った新車が大雨の影響で壊れたなど被害が出ています。いざというときに車がないと身動きが取れない状態になるため、「地下駐車場のマンションは選ばない」ようにしましょう。
■エントランスの被害について
エントランスのなかでも、土地より低い位置にある場合は浸水被害が起こりやすくなります。エントランスは「みんなの玄関」ともいわれ、2階以上に住んでいる人でもエントランスに浸水が発生してしまうとマンションの中に入れなくなってしまいます。こうして大雨で降った水が土地から進入してくることがあるため「土地より低い地面は選ばない」ようにしましょう。
■1階以下の住戸の被害について
1階以下の階では浸水被害を避けることが難しい場所です。部屋全体がプール状態になってしまうと住めない状態になってしまうため「1階以下の部屋は選ばない」ようにしましょう。
浸水被害を最小限に!リノベーションでできること
リノベーションとは、既存の建物を自分のライフスタイルに合った建物にしていくことです。建物の形やデザイン、防水性や耐火性のアップなどを目的として用意されます。似ている用語でリフォームがあり、それは壊れたものや寿命が過ぎて消耗したものに対して使う言葉なのでくれぐれも使い方に注意してください。リノベーションは水害を防ぐためにも欠かせない存在で、リノベーションでできることとはマンションの出入口にすべてシャッターを取り付 けることです。その他の扉や窓にもシャッターを付けることでより浸水被害防止が期待できるでしょう。
リノベーション以外でできる浸水対策
もし、自分の住んでいるマンションで「浸水被害を受けやすい場所」「マンションの出入り口にシャッターがない」に当てはまってしまったらこのような対策をしましょう。
■防災備品を利用する
シャッター以外でマンションへの浸水を防げる方法が、土のうや止水板などを利用して水を食い止めることです。それらはホームセンターで売られているため、購入時にしっかり取扱説明書を読んで使い方を覚えておくことで素早く設置ができ、浸水被害を防げます。
■避難経路のことを考慮する
土のうや止水板などを利用したからといって完全に防げるわけではありません。天候により雨の量が大きく変わることもあり、浸水が激しいと土のうや止水板など軽く超えてしまうこともあります。そのためには、避難経路のことを考慮することが不可欠です。
エントランスからは出入口があるためすぐに外で避難できますが、部屋からだとマンションによって出入口の幅が限られたり、出入口がなかったりもあるため、事前に避難経路を確保する必要があります。とくに地階には階段を登る時間がプラスされるので、素早く避難できる通路を作っておきましょう。
浸水の受けやすい場所や、その被害の対処法について紹介していきました。この記事を読んだだけで浸水被害のことは大体理解できたかと思います。水害が起こると、エントランスに出入りができなくなったり、水道や電気が使えなくなったりします。これら一つでも欠けてしまうだけで不便となってしまうため、浸水被害になる前にそれについての対策を取ってみましょう。それだけでも効果が違ってくるでしょう。
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