リノベーションで間取りの変更をすると高額になる?
リノベーションでは間取りの変更や水回りの配置の変更が可能です。しかし、間取りの変更は費用が高額になったり、場合によっては制限されたり工事ができないこともあります。中古物件を購入してから気づくのでは遅いため、購入前にチェックしてみましょう。また、費用を抑えるためのポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。
リノベーションで間取り変更するのは大変?
空間を広げるための間取りの変更や、キッチン・浴室などの水回りの配置を変えるのであれば、大規模なリノベーション工事となるでしょう。実はリノベーションで間取りの変更が制限される構造や、管理規約によっては実現できないこともあります。「せっかく中古物件を買ったのにリノベーションできない!」と大きく後悔する前に、こちらをチェックしてみてください。
■ 建物の構造によっては間取りが制限される
マンションには壁で支える「壁式構造」と、柱と梁などの接合部分を溶接などでつないで一体化し強化した「ラーメン構造」があります。
ラーメン構造であれば柱と梁がしっかりしているため自由に間取りが変更できますが、壁式構造だと取り壊してはいけない壁があるため、間取りが制限されてしまうこともあります。中古マンションを購入する際には、建物の構造も気にしてみましょう。
■ 管理規約によって実現できない
マンションの価値の維持のために作られたルールが「管理規約」です。マンションには複数の世帯が住んでおり、専用部のメンテナンス費用は共益費として住民から徴収されて価値を維持しています。
そのほかにもほかの部屋の住民が快適に過ごせるようにするため、さまざまなルールが決まっています。例えば好みの床材に変更したいと思っても、工事の音が周りに響けば迷惑になります。小さなお子さんがいる家庭は心配で落ち着かないでしょう。そういったことも考慮し、管理規約は作られています。
実現したいリノベーションが管理規約に反しているのであれば、工事ができないこともあるためきちんと確認しておきましょう。
間取りの変更でかかる費用とは
マンションの間取り変更をする際は、1m²あたり10~20万円程度が工事費用の相場のようです。例えば50m²のマンションであれば500~1,000万円、60m²は600~1,200万円、70m²は700~1,400万円となります。その内訳は設計費・工事費・建材日・設備費などです。
設計費はリノベーション費用全体の10~15%ほどのようですが、依頼する設計会社やデザインによって変動します。「せっかくリノベーションするならデザインにもこだわりたい!」と考えている方も多いですが、デザインを優先したばかりに予算オーバーになってしまわないようにしましょう。
また、思わぬ問題が隠れており追加で料金が発生する場合もあります。例えば壁を壊してみたら柱が腐食していた、配管がボロボロで取り替える必要があった…などです。リノベーションを依頼する会社が経験豊富であれば、そうしたダメージがある可能性も含めて見積もり時に説明してくれることもあります。
リノベーションの費用を抑えるポイント
物件の購入に加えてリノベーション費用も発生するため、できれば工事費用は安く抑えたいものです。そこで、リノベーション工事の費用を抑えるためのポイントをご紹介します。「すべての希望はかなわないかもしれないけれど、それでもなるべく安くしたい!」という方は参考にしてみてください。
■ 水回りのリノベーションを工夫する
リノベーションの費用の中でも、高くなりがちなのが水回りです。配置そのものを変えるとなれば配管や電気の配線の移動も必要となるため、必要な工事が増えます。したがって、ほかの部分に比べて費用が高くなるということです。
元の位置でさほど不便を感じていないのであれば、配置は変えずに新しいものと取り換えるだけでもよいでしょう。浴室もユニットバスへの入れ替えだけにすれば、あっという間に工事は終わります。
■ バリアフリー化するなら補助金を申請する
歳をとって介護が必要になることも考え、リノベーションしてバリアフリー化することも少なくありません。バリアフリー化には「段差をなくす」「車いすが通れる幅まで廊下を広げる」「階段の場所を変える」などがありますが、これらの工事費用は皆さんのご想像通り高くなります。
しかし、バリアフリー化が目的のリノベーションであれば、補助金が申請できるケースも多いです。利用可能な補助金や助成金がないか、事前にチェックしておくことをおすすめします。また、バリアフリー化のリノベーションを多く請け負っている会社であれば、申請できそうな補助制度を紹介してくれるかもしれません。
リノベーションの間取り変更について、工事が制限される、実現できないなどのケースや価格の相場、費用を抑えるためのポイントをご紹介しました。管理規約や構造によっては間取りの変更どころか、工事そのものができないというケースもあります。これから中古物件を購入しようと考えている方は、マンションの管理規約や構造を確認してみましょう。どこをリノベーションするのか、予算内に収まるかについて考えるのはそれからです。
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引用元:https://www.denplus.co.jp/創業14年目で神戸・大阪を中心に関東エリアでも高い実績を誇る
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