団地でもリノベーションはできる!メリットや注意点をご紹介

公開日:2023/06/15   最終更新日:2023/11/22

団地とは、ある敷地内に建てられた複数の共同住宅のことをいい、UR都市再生機構が建設した集合住宅や都道府県や市町村が運営する公営住宅のことです。一般のマンションよりも築年数が古い物件が多いもののリーズナブルな価格で販売されているため、リノベーションする方も多いですが、どんなメリットや注意点があるのか見ていきましょう。

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団地の一室をリノベーションすることは可能

団地は古い集合住宅というイメージがあるため、住むのに不安を感じる人も多いでしょう。実際、戦後の高度成長期に大量に住宅が必要となったために、量産された団地が多く、現在は築年数が経過しているために建て替えが必要な物件も数多くあります

団地全体を大規模改修するだけではなく、団地の一室の内装や設備に手を加え、現代の暮らしに合った物件にすることができるのが団地リノベーションです。

団地は安価な物件でリノベーションするのに最適な素材となっています。リノベーションには自分たちで行うDIYから間取りまで変えてしまうスケルトンリノベーションまでいろいろ可能です。

団地リノベーションのメリット・デメリット

それでは団地リノベーションにはどのような特徴があるのかみていきましょう

メリット

団地リノベーションは、予算を抑えることができるのが最大の特徴です。何十年もたつ古い物件が多いため、リーズナブルな価格で購入することができます。

一般のマンションを購入するよりも予算が抑えられた分を設備のグレードアップや内装工事、フルリノベーションなど室内を快適に過ごすための費用にまわすことが可能です。

そのほか、インテリアにまわしたり住宅ローンの返済にまわしたりすることもできるのも魅力。

また、団地の周辺には緑があふれており、敷地面積も広くとられています。団地によっては敷地内に公園や病院、スーパー、保育園なども併設されているところもあるため、子育てにも最適な環境といえるでしょう。

さらに、古い団地といっても、壁全体で建物を支える壁式構造でつくられていることが多いため、耐震性にも優れています

団地には1981年6月以前の旧耐震基準と現在の新耐震基準に建てられたものがありますが、旧耐震基準で建てられた団地の多くが補強工事され、現在の耐震基準になっているので安心です。

デメリット

壁式構造で建てられている団地が多く、壁で建物を支える構造のため壁を取り外して全面的に間取りを変更するのには向いていません

配管が壁に埋め込まれている場合も、水回りの工事が困難となるため、間取りの自由度が高いリノベーションにはあまり向いていないでしょう。

また、古い建物なのでエレベーターがついていないところも多くあります。2、3階であれば気にならないかもしれませんが、毎日行き来するために4階以上の物件では長く住めば住むほど不憫に感じることは多いでしょう。

さらに、エレベーターのない高層階では引っ越し作業の負担が増えるために、引っ越し作業も高くなるので注意が必要です。

もうひとつのデメリットとしては近隣関係の問題でしょう。古くから住んでいる住民が多いため、コミュニティーができあがっているのがメリットともいえますが、いろいろなイベントや会合など住民同士の交流が多く、近所付き合いをわずらわしく感じる人には向いていません

さらにリノベーションする際の騒音問題に注意が必要です。想像以上に工事で大きな音が出るためトラブルにならないように、事前に近隣には挨拶をしておきましょう。リノベーション後も騒音が気にならないような工事も検討してみてください。

団地リノベーションの注意点

これまで団地リノベーションのメリットやデメリットを紹介してきましたが、リノベーションを行う場合にどのようなところに注意が必要なのか紹介していきます。

耐震性をチェック

鉄筋コンクリート造で建てられていることが多いのが団地です。鉄筋コンクリート造での構造としては、柱と梁で支えるラーメン構造と壁で支える壁式構造があり、団地の多くが壁式構造を採用しているため、耐震性が高く安心できます。

ただし、築40年以上経っていることが多く、1981年5月31日までの建築確認において適用されていた基準のものがあるので、しっかりと耐震診断が行われているのかの安全性や、大規模修繕履歴の管理状態をチェックしましょう

間取りの変更

壁式構造で作られており、リノベーションするのに撤去できない壁などもあるため、自分の希望通りの間取りに変更できない可能性もあります。また、管理規約で間取り変更が規制されている場合もあるため、どの程度変えることができて、最終的にどこまでリノベーションできるのか必ず事前に確認しましょう

立地条件

手放す可能性がある場合は、立地条件がよい場所の物件を選びましょう。アクセスがよく、駅から徒歩圏内、普段生活するのに便利なスーパーや銀行、病院があるところを選ぶことで、資産価値が下がりにくくなります。

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まとめ

建物の価値を向上させるリフォームが実現できるリノベーションは団地でも可能です。古い物件が多いものの、敷地も広く緑に囲まれた空間で、スーパーや病院なども近くにあることも多いため、暮らしやすい環境にありながらリーズナブルな価格で購入してリノベーションすることができます。ただし、旧耐震基準で建てられたものがあったり、自由に間取りの変更ができなかったりするものなどあるので、事前に確認しておきましょう。

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