リノベーションでできる?マンションの火災対策とは

公開日:2023/07/15  


火災に強いマンションで生活を送りたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。火災に強いマンションを選ぶ方法と、リノベーションして火災に強いマンションにする方法の2つを紹介します。火災対策と注意点を中心に紹介するので、今後の参考にしてください。分からないことは業者に相談しましょう。

火災に強いマンションを選ぼう

本来は火災に強くなっている建物なので、そこまで神経質になる必要はありませんが、鉄骨造やRC造の建物であれば、より安全に暮らせます。

本来マンションは火災に強くなっている

マンションは、多くの人が生活を送っている場所なので、本来は火災に強くなっています。法律で高い耐火性能を持たせるように定められているだけではなく、壁や扉で区切られているので延焼しにくい特性があります。ただし、都会のようにマンションのすぐそばに建物が建てられているときは注意が必要です。強風のときに延焼してしまう可能性があります。

とくに、マンションの周辺に古い建物や空き家がある場合はそのようになってしまう可能性があるので注意しましょう。対策として、火災に強いマンションを選択する方法と、リノベーションで耐火性能を向上させる方法があります。

もらい火を防ぐ方法

都会では最寄り駅から徒歩圏内のマンションや、近くにバス停があるマンションは人気の物件なので、すぐに購入希望者が集まってしまいます。また、密集した地域で生活を送らなければいけない場合もあるでしょう。そのようなときは、もらい火を防ぐ方法を事前に知っておきましょう。

1階のマンションで生活を送る場合は、隣の建物との間隔が3m以上、2階のマンションで生活を送る場合は、隣の建物との間隔が5m以上開いている物件を選択しましょう。もらい火により火災が発生した場合でも、損害賠償の対象にはなりません。そのため、契約前に周辺環境を調べておくことが大切です。

マンションでできる火災対策とは

火災に強いマンションを選択しても、もらい火に注意しなければいけません。住宅が密集している地域では、その危険性と常に隣り合わせです。

新築マンションを購入するよりも費用を抑えられる

火災に強い新築マンションを購入するよりも費用を抑えたい人は、リノベーションがおすすめです。火災に強いマンションを探していたけれど、自分が住んでみたいと思えるマンションに出会えなかった人や、購入費用が高額で契約を締結するのをためらってしまった人は、リノベーションを検討しましょう。上手にリフォームローンが活用できれば、さらに費用を抑えられます。また、自分の好きなように室内をアレンジできるので、自由度が高くなっています。

火災に強いマンションを選ぶ

多くの人が生活を送っているマンションは、本来は火災に強くなっています。しかし、住宅が密集している地域では延焼しにくい場所であることも大切です。物件を購入するときは、周辺環境の確認も忘れずに行いましょう。

リノベーションで専有部分を火災に強くする

まず、火災に強い内装材を使用しましょう。ただし、一般的なマンションであれば火災に強くなっているはずなので、そこまで深刻に考え込む必要はありません。次に、万が一火災が発生したときに避難がスムーズにできるように、経路を確保しやすい間取りにしましょう。

リノベーションで火災対策を行う際の注意点

3つの注意点を紹介します。自分では分からないこともあるでしょう。そのときは業者に要望を伝えて予算の範囲内でリノベーションを依頼してください。

火災に強い内装材

最近は自然素材を活用した壁紙が人気を集めています。化学物質を極力使用したくない人や、耐火性能が高い壁紙を使用したい人におすすめです。ただし、壁紙のみ耐火性能が高いものを採用して、下地材は通常のものを採用しても火災に強い内装材とはいえません。下地材も不燃のものを選択しましょう。自分でどのような下地材を選択すればよいのか分からない人は、業者に相談してください。

火災警報器

2004年に義務付けされているので、自分の意思で取り外す場合や移動する場合は、事前に管理組合に確認しなければいけません。また、リノベーション後に新たに取り付ける場合は、業者が指定されることもあります。自分で勝手に物事を進めないようにしましょう。また、自分好みの間取りや部屋数にしたいと考えていても、制限を受ける場合があるので注意してください。

間取り

それぞれの部屋から避難口までスムーズに移動できる動線を確保しましょう。火災が発生しているときは、視界が煙などで遮られている場合があります。また、姿勢を低くしなければいけないので、複雑な動線では避難するまでに時間がかかってしまいます。事前にシミュレーションしておきましょう。

まとめ

マンションによって色々な決まりごとがあるので、リノベーションを希望する人は事前に管理組合に確認しましょう。何をいつまでに確認すればよいのか分からない人は、業者に相談してください。これまで多くの顧客のリノベーションを担当しているので、技術を提供するだけではなく、顧客の不安を解消する役割も担っています。打ち合わせのときに、不安に思っていることを打ち明けましょう。

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