なぜ今中古マンションのリノベーションが人気？人気の理由と注意点を解説！

「新築マンションを購入したいけど予算が厳しい」「マンションがいいけど好きな間取りにしたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。そこで最近注目されているのが、中古マンションのリノベーションです。この記事では、中古マンションのリノベーションが人気の理由と、メリットや注意点をご紹介します。

中古マンションのリノベーションが人気の理由

中古マンションのリノベーションは、一体なぜ人気なのでしょうか？まずは人気の理由に迫っていきましょう。

新築マンションより安い

中古マンションのリノベーションは、新築マンションよりも大幅に安いです。そのため中古マンションのリノベーションは、新築マンションを買うには予算が足りないという方に人気があります。

首都圏の場合、新築マンションの平均購入費用は4,340万円なのに対し、中古マンションの平均購入費用は2,887万円です。ここにリノベーション費用を上乗せしても、新築マンションより費用を抑えられます。

好きな間取りにできる

リノベーションは、床や壁紙を張り替えて自分好みの雰囲気にできるほか、キッチンや浴室などの住宅設備も丸ごと入れ替えられます。そのため、リノベーションは好きな間取りにでき、注文住宅の気分を味わえるのです。

立地のいい物件が多い

駅からのアクセスがよかったり、周辺の環境が充実していたりする立地のいい新築マンションは、意外にも少ないものです。なぜなら、そのような立地のいい場所は、既にマンションが建っていたり、商業施設ができていたりするから。しかし中古マンションなら、立地のいい場所でも充分に物件数があります。これも中古マンションのリノベーションが人気の理由です。

中古マンションをリノベーションするメリット

中古マンションをリノベーションするのが人気の理由をお伝えしましたが、それ以外にメリットはあるのでしょうか？詳しく見ていきましょう。

資産価値が安定している

不動産は、築年数が経過するごとに資産価値も下がっていきます。不動産の中でもマンションは、築20～25年で資産価値の底値に到達するでしょう。それ以上築年数が経っても資産価値が減ることはないため、資産価値が安定しているのです。

周辺環境を事前に調査できる

中古マンションであれば、購入を決める前に周辺環境を調査できます。マンションの周辺環境はもちろんのこと、マンションの管理人や隣人が人付き合いをしやすそうな人かなどもチェックできるのです。

売却時に売れやすい

リノベーションした中古マンションは、売却時に売れやすいというメリットがあります。たとえば同じ築25年のマンションでも、内装が古いマンションとリノベーションされて内装が綺麗なマンションとでは、後者を選ぶでしょう。そのため、リノベーションしたほうが万が一売却するときに売れやすくなるのです。

環境への負荷が少なくエコ

中古マンションのリノベーションは、新たに新築住宅を建築するよりも環境への負荷が少ないです。それは、工事による二酸化炭素の発生や廃棄物が少なくなるからです。そのためエコにつながります。

中古マンションをリノベーションする際の注意点

ここからは、中古マンションをリノベーションするときの注意点をご紹介します。

耐震性

築年数が経った中古マンションの場合、耐震性があまり備わっていないマンションもあります。近年大きな地震による被害が多いことから、耐震性は見逃してはいけません。中古マンションを購入しようと思ったら、まずは充分な耐震性が備わっているか確認しましょう。

住めるようになるまで時間がかかる

リノベーションした中古マンションは、実際に住めるようになるまで時間がかかってしまいます。なぜなら、中古マンション購入後にどのような間取りにするか打ち合わせを重ねるからです。どのくらい時間がかかるかはリノベーション規模にもよりますが、一般的には設計期間で2～3か月、工事期間で1～2か月、全3か月～5か月以上とされています。

構造上・管理規約上の制限の有無

リノベーションは理想の間取りにできるのが魅力ですが、マンションの構造上どうしても外せない壁や管理規制上に制限があるマンションがあります。リノベーションをするつもりで中古マンションの購入を検討するときは、必ず構造上・管理規約上の制限の有無を確認しておきましょう。

ここまで中古マンションのリノベーションが人気の理由と、メリット、そして注意点をご紹介しました。「立地のいい場所で、理想の間取りの新築マンションを、手の届く価格で」といっても、それを見つけるのは至難の業です。しかし、そんな思いを叶えてくれるのが「中古マンションのリノベーション」です。これからマンションの購入を検討している方は、ぜひ中古マンションのリノベーションも視野に入れてみてください。