マンションリノベーションで失敗しない！インターホン交換のポイントと費用とは？

マンションのリノベーションを検討中なら、インターホンの交換も見逃せません。リノベーションのタイミングで、インターホンをアップデートすれば、快適さと安全性の向上が可能です。本記事では、マンションに最適なインターホン交換のポイントを、ご紹介します。交換費用や、最新のインターホン機能が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

インターホンの交換が必要なタイミングとは？

インターホンは、外部からの訪問者を確認するためだけの設備ではなく、住まいの安全性を高める重要な設備です。

しかし、長年使い続けると劣化し、性能が低下することがあります。ここからは、どのタイミングでインターホンを交換すべきか、その基準を解説します。

マンションのインターホンの寿命は約15年

一般的に、インターホンの寿命は約15年とされています。

インターホンは電気機器のひとつであり、内部の部品が経年劣化することで、故障や不具合が発生しやすくなります。とくに、画面のモニター部分や音声の品質が低下することが多く、訪問者の顔が見えにくかったり、音声が途切れたりする場合は交換を検討するタイミングといえます。

また、寿命を超えて使用し続けると、突然動かなくなるリスクも増加するため、定期的な点検と早めの対応が大切です。

インターホンの位置は変えられる？

結論からいうと、インターホンの位置変更は可能です。

ただし、いくつかのポイントに注意しましょう。インターホンは、配線を通じて電源と接続されています。そのため、位置を大きく移動する場合、新たに配線工事が必要になることがあります。

とくに、配線を壁の中に隠す必要がある場合は、壁の一部を解体して配線を通す作業が発生するため、コストと工事の期間が増える可能性も。

しかし、最近では無線で接続できるインターホンも登場しており、こうした製品を選ぶことで、配線の制約を受けにくくなり、設置場所の自由度が広がります。

インターホン更新費用を抑える2つのポイント

最新機能を備えたインターホンに交換すると、それなりに費用がかかることもあります。

とくに、マンション全体での交換となれば、コストが膨らむことも少なくありません。ここからは、インターホン更新費用を抑えるための2つのポイントをご紹介します。

複数業者から相見積もりをとる

費用を抑えるために最も効果的なのは、複数の業者から相見積もりを取ることです。

インターホンに限らず、リノベーション全般にいえることですが、業者ごとに提供するサービス内容や価格は異なります。そのため、複数の業者を比較することが大切です。相見積もりを依頼する際には、各業者に同じ条件で見積もりを依頼しましょう。

また、安さだけに注目するのではなく、アフターサポートや保証内容、工事の信頼性についても確認することが重要です。安価な業者を選んだ結果、後からトラブルが発生すると、かえって費用がかさむ場合もあります。

不要な機能を避けるため住民にアンケートをとる

マンション全体のインターホンを更新する際には、不要な機能を避けることが重要です。

そこで有効なのが、住民にアンケートをとることです。各住戸が本当に必要とする機能を把握することで、過剰な機能を導入することを避けられ、結果的にコストを削減できます。たとえば、最近のインターホンは多機能化が進んでおり、録画機能や外出先からの遠隔操作機能などが付いています。

しかし、これらすべての機能が必要というわけではありません。住民全員の意見を反映させることで、後から「この機能はいらなかった」という不満が出にくく、スムーズなリノベーションが進められるでしょう。

最新のインターホン機能2選

近年、インターホンの技術は飛躍的に進歩し、従来の通話や映像確認だけではなく、さまざまな新しい機能が追加されています。

ここからは、最新のインターホンに搭載されている、注目すべき2つの機能について詳しく解説します。

スマートフォンとの連携機能：外出中に対応できる

最新のインターホンでは、スマートフォンと連携できる機能が大変便利です。

この機能により、外出中でも自宅のインターホンに訪問者が来た際、スマートフォンで応答することが可能です。

たとえば、宅配便の配達や友人が突然訪れた場合でも、出先でインターホンの映像と音声をスマートフォンで確認し、直接対応できるため、再配達の手間や不在時の不安を軽減できます。とくに共働き世帯や、外出の多い家庭にとって、この機能は大きな安心感をもたらすでしょう。

防犯カメラや火災警報と連動：セキュリティの強化が図れる

防犯カメラや、火災警報器と連動できる機能が搭載されているインターホンもあります。

これにより、マンション全体のセキュリティを大幅に強化することが可能です。また、火災警報器との連動機能も注目すべき点です。

この機能は、火災発生時にインターホンを通じて住民に通知を行うだけでなく、外部の警備会社や管理会社へも自動的に連絡が行くように設定できる場合があります。マンション内で火災が発生した際、早急な対応が求められるため、このような連携機能が備わっていると安心です。

まとめ

インターホンの交換は、マンションリノベーションの重要な要素です。最新のインターホンを導入することで、利便性の向上が期待できます。その分、費用や手間はかかりますが、長期的には大きなメリットがあるでしょう。複数の業者からの見積もり取得や住民の合意形成をしっかりと行い、計画的に進めることが成功のカギです。とくに最新のインターホン機能は、外出中でも訪問者に対応でき、セキュリティ強化にもつながります。費用を抑える方法を検討しつつ、早めに検討しておくことで、快適なマンション生活が実現できるでしょう。